翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.

社内翻訳者こそ外を見よ

社内翻訳者には、正社員、契約社員、派遣社員、請負社員なと、色々な雇用形態で働き、また、担うファンクションも会社により様々だと思う。

しかし、社内文書の翻訳をすると言う職務は共通だと思う。

自分の社内翻訳者時代、また社内翻訳者を束ねて業務をしていた時期、加えて、クライアントの社内翻訳者から受ける依頼案件や指示内容を見ていると、大半の社内翻訳者に欠落しているものを感じる。

それは、業界一般はどうなのか?グローバルスタンダードはどうなのか?と言う意識と認識。皆無と言う事ではなく、希薄だと感じる。極端に言えば、社内で流通していれば良い、社内のルールに沿っていれば良いと考えてしまっているところがあるように思う。

フリーランス翻訳者から社内翻訳者になる人は、かなり少ないだろうと考えると、概ね社内翻訳者は、翻訳初心者か、そこからの叩き上げ、それも一社のみの経験か、あっても数社の経験と言う事になる。

かつて受け持った社内翻訳者さん達にインタビューをした事がある。

Q:過去に社内翻訳者とした勤務していた職場では貴方の翻訳物にチェックは入りましたか?
A:全員が、なしと回答。

Q:同じく、翻訳の教育や、研修出席などありましたか?
A:若干名は研修ありと回答。他多数は、なしと回答。

すなわち、社内翻訳者として勤務する場合、翻訳における一般知識を身に付けるのは、自分で努力するしかない事になります。

「何を言ってるの?そんなの当たり前じゃない?」

フリーランス翻訳者さん達が、そう仰ってるのが想像できます。社内と言う立ち位置に安住してしまうと、ローカルスタンダードに合致さえしていれば、仕事として成立するので、外に目を向ける意識が希薄になってしまう。勿論、能力向上、業界一般を学ぶ事を意識して、積極的に自己投資して自らを高めている社内翻訳者もいますが、一部の方だけのように私には感じられます。

なので、私は社内翻訳者さん達に言いたい。

井の中の蛙になるべからず。

もっと外の情報を取り入れて、自分の翻訳者としての立ち位置を認識し、足りない部分を認識して、そして危機感を持ちましょう。学校やセミナーにどんどん行こう。上司に行かせてくれと提案して見ましょう。

最後に社内翻訳者を抱える職場の上司の皆さんに言いたい。

ちゃんと教育の為の予算を持ち、積極的に外部の翻訳学校やセミナー、研修に社内翻訳者さん達を送り込んで欲しい。

会社の翻訳物を、世の中に出しても恥ずかしくない品格あるものにする為にも、必要な投資です。

iPhoneからの投稿。よって支離滅裂ご容赦。後日修正、加筆するかも。

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作成者: Terry Saito

某社翻訳部門の中の人です。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

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