「この度、めでたく定年を迎えられ…」
先日、そんな挨拶を耳にした。それと同時に、この昭和の匂いがプンプンする「定年がめでたい」と言う感覚に、強烈な違和感を持たずにはいられない。
言われてる御本人だって、本意ではないだろうに。
私自身に定年なんて意識はない。この仕事を始めてからは、全くなくなった。むしろ、一生現役でいたい。
勤め人故に儀式的な定年はあるだろうが、隠居に入るわけでもなく(笑)、翻訳を軸に仕事をずっとやっていくだろう。
個人的に、この一律にある年齢で定年するというシステム、人間をダメにするように思えてならない。
あぁ、もうすぐゴールだ…そう考えた瞬間にアスリートは、100%の実力が出なくなるそうだが、普通の人間だって精神面で言えば、同じ事が起こるだろう。
イキイキと生きたい。
そう考えたら、人が勝手に引いたゴールなぞ無視して、一生現役でいる!と言う意識で日々の仕事をこなして行きたいものである。