翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.

定年はめでたいのか?

「この度、めでたく定年を迎えられ…」

先日、そんな挨拶を耳にした。それと同時に、この昭和の匂いがプンプンする「定年がめでたい」と言う感覚に、強烈な違和感を持たずにはいられない。

言われてる御本人だって、本意ではないだろうに。

私自身に定年なんて意識はない。この仕事を始めてからは、全くなくなった。むしろ、一生現役でいたい。

勤め人故に儀式的な定年はあるだろうが、隠居に入るわけでもなく(笑)、翻訳を軸に仕事をずっとやっていくだろう。

個人的に、この一律にある年齢で定年するというシステム、人間をダメにするように思えてならない。

あぁ、もうすぐゴールだ…そう考えた瞬間にアスリートは、100%の実力が出なくなるそうだが、普通の人間だって精神面で言えば、同じ事が起こるだろう。

イキイキと生きたい。

そう考えたら、人が勝手に引いたゴールなぞ無視して、一生現役でいる!と言う意識で日々の仕事をこなして行きたいものである。

作成者: Terry Saito

二足の草鞋を履く実務翻訳者です。某社で翻訳コーディネーター、社内翻訳者をやっていました。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

コメントは受け付けていません。