皆さんは、翻訳の「早割」ってご存知ですか?
最近、このようなサービスを謳い文句に売込みを掛けている翻訳会社を見聞きするようになりました。(Googleで「翻訳会社」「早割」で何社かヒットする)
サービスを提供する会社により、サービス内容に差はあるようですが、例えば、事前に翻訳案件の入校日、ボリューム、納期などを連絡して翻訳予約する事で数%のディスカウントを受けられると言うようなサービスです。但し、日程的な制約が(当然)多少あるようです。
エージェント側の思惑はどこにあるのか?を考えてみると、1) 翻訳者のスケジューリングに幅を持たせられ、稼働率を上げられる。 2) それに伴い、保有リソースに対する全体生産量アップ。 3) 価格的優位性による売上アップ。 などではないかと想像します。
この「早割」を耳にした時の私の最大の気掛かりは、このサービスにより、まさか、翻訳者の報酬が同率に割り引かれてはいないだろうな?と言う事。
稼働率の低い翻訳者にとっては、ありがたい話に違いないですが、仕事量を確約でもされない限り、早割単価割引は受け入れ難いと思うのです。
そんな交渉をしてくるエージェントが登場するのも時間の問題と思われますから、色々と調べて、自分なりのポリシーを早いうちに固めておくと良いですね。