翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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8/19日@大阪:WildLight中級講座

気が付けば、8月19日に大阪ほんまかいで開催される「WildLight中級セミナー」まで、2週間あまりとなりました。

日時:8月19日(土) 13:00~16:30
詳しくは、ほんまかいブログまで

会場を広いところに変更されたそうで、お席にまだ余裕があるようです。

関西地区でWildLightセミナーを開催できる機会は非常に限られています。もし、WildLightに興味がありましたら、是非この機会をお見逃しなく。

今回も、大阪のほんまかいスタッフが手厚い技術サポートをしてくれています。中級セミナーといいながらも、初級講座の部分を独習する勉強会を開催してくれたり、中級講座開催日の午前中にも、無料の準備会を開催して、WildLightのインストールを手伝ってくれます(初めての方でも参加できるということですね)。今回の中級講座は、手取足取りのセミナーになりますよ。最初に初級講座のおさらいをしてから、中級の内容に入っていく予定です。中身の濃いセミナーになりそうで、今から楽しみにしています。

 


2/28 SFAオープンスクールでWildLight

来年 2015年2月28日に開催されるサンフレア・アカデミーの春のオープンスクールで、クラスを担当させて頂くことになりました。

WildLightで効率アップ&品質アップ

内容は、拙作のワードマクロ「WildLight」を軸に、翻訳品質チェックの考え方と、それらチェックの支援にどうWildLightを使用するかを具体的なデモを交えて説明する予定です。また、翻訳作業にまつわる周辺作業の簡素化支援への適用もお話しします。

ご興味のある方は、お申し込み下さい。


【セミナー開催】WildLight 初級セミナー

wildlight-logo
来年1月に東京ほんま会主催による「初級WildLightセミナー」の開催が決定しました。

以下の日程で開催されます。

日時:2015年1月25日(日) 13:00 ~ 16:30
場所:(株)翻訳センター 会議室
定員:20名

過去に開催した初級セミナーをベースにした内容となります。

TokyoHomma_black_icon
詳細とお申込みは「東京ほんま会」ブログまでお願い致します。
あっという間に席が埋まる可能性がありますので、お申込みはお早めに。


[AHK] Hotstring Helper

先日お会いした特許翻訳者さんとの雑談の中で、WildLightを含めたツールの話をしていたのですが、「Trados上で使えるものってないですかね?」と言う話になり AutoHotkey の話題になりました。

その方はAHKの Hotstring という機能を使い、文書中に何度も登場する部品名称や表現の入力の簡素化とミス防止をしていると話されていました。
この Hotstring の機能は、単語や連語、文章などに略語を定義し、文書入力中にその定義した略語を入力する事で、登録した単語/連語/文章が置換されて入力される機能です。

例) ::gm::Good morning

gmと入力し、enterやspace、tabなど(AHKのヘルプ参照の事)が押されると Good morning と置き換わって入力される。

ただ、その翻訳者さんの悩みは、定義するごとに毎回スクリプトを開いて、入力し、リロードするという一連の流れが煩わしく非効率だという事でした。
そこで、自分の勉強のために自作してやろうと色々調べていたら、なんと!AHKのヘルプに既にそういう事ができるスクリプトが紹介されているではないですか!

Hotstring ヘルプ

このリンク先の最下位部に、そのスクリプトはあります。

【使い方】
[準備編]
1. 上記リンクにあるスクリプトをコピーし、テキストファイルに貼り付けて保存する。
2. 保存後、拡張子を .ahk に変更する。

これで、準備完了。
( 既にファイルにしたものを、ここに置いておきますので、ご利用ください)

[略語登録編]
1. 登録したい単語、連語、文章を範囲指定する。
2. WindowsキーとHキーを同時に押す。
3. 登録画面が現れるので、カーソル位置は動かさず、登録したい略語を入力してOKを押す。

[実使用編]
1. 登録した略語をタイプし、SpaceやTab, Enterキーなどを押すと、登録された単語/連語/文章が置換されて入力される。

具体的な使途はいろいろ考えられますね。機関や組織の正式名称を略語とともに登録しておくとか、メールフッターを登録したり、メールの書き出しの定型文を登録したり、翻訳での使用のみならず業務に関わるあらゆる入力の簡素化と確実性向上に役立てられると思います。

ちなみに、登録されたHotstringは全て、実行しているスクリプトファイルに追加されていきます。修正したい場合は、スクリプトファイルを編集すれば良いことになります。また、言語セットや文書種類などで定義を変えたい場合がありますが、その場合はスクリプトファイルをコピーして、別ファイルで運用すると可能です。

略語には半角英数字しか使えないようですが、置換語には2バイト文字を使えます。


2件のコメント

AutoHotKey というツール

最近、通翻クラスターの間で「AutoHotKey」がにわかにブームになりつつあるので、簡単にご紹介します。

AutoHotKey は、Windows上で行うキー操作、マウス操作を、スクリプトを書く事によって自動化できるフリーウェアツールです。以下のURLからダウンロードできます。

http://www.autohotkey.com

私のAutoHotKeyの主たる使い方は、EDIシステムにまつわる作業の自動化です。最近は、ウェブベースのシステム(EDI)が徐々に増え、ブラウザを使ってシステムにアクセスし、データを入力したり、検索したり、必要なファイルをダウンロードしたりする事が非常に多くなってきました。ただ、こういったウェブシステムの弱点は、それら一連の作業を自動化できない事にあります。この AutoHotKeyはWindows上で動作しているアプリケーション窓を指定し、その画面の指定された座標位置でマウスをクリックしたり、文字列を入力したりといった動作を自動でさせる事が出来る為、例えば、メールで連絡がきた注文番号を範囲指定し、指定したキーを押す事でEDIシステムへアクセスし、自動でログインし、そして指定した注文番号で検索を掛けて注文書を自動で印刷する…という一連の流れを自動化する事ができるのです。ただ、こういう使い方は翻訳者さんには余り必要がありませんよね。

それ以外の私の使い方は、余り多くはありませんが、ここでは2つご紹介します。

; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ● Control + Alt + M to open Macro folder
; ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
^!m::Run D:\Dropbox\script\Macro

上記スクリプトは、指定されたフォルダーをエクスプローラで開くだけのスクリプトです。CTRL+ALT+M を押すと動作します。

仕事では、個々の翻訳案件を入れた親フォルダーを指定し、業務ファイルへ即アクセスできるようにしています。実際、業務で頻繁に使用するフォルダー、例えば、用語集フォルダー、マクロフォルダー、管理業務フォルダーなどをそれぞれに指定して起動できるようにしています。仕事のやり方をしっかりとルール化すると、もっと色々な事ができるようになります。例えば、翻訳案件ごとにユニークな番号を使って管理し、その番号で案件管理フォルダーを作るような場合は、案件番号を範囲指定して、指定されたキーを押せば、その案件フォルダーが開く…というような芸当も可能になります。

; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ● 範囲指定された文字列をウェブ辞書で開く
; ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
; ↓ここのdを自分の使いたいキーに変えて下さい。 例) ^!f:: で CTRL+ALT+F
^!d::
Backup = %clipboard%
clipboard =
Send ^c
ClipWait, 1
if Errorlevel
{
MsgBox, 調べたい単語を範囲指定してから実行して下さい。
return
}
Run http://www.onelook.com/?w=%clipboard% ; OneLook
Sleep 200
; ~~以下のサイトを使用する場合は、行先頭の;を削除して下さい。
;Run https://www.google.com/#q=%clipboard% ; Google
;Sleep 200
;Run https://www.google.com/search?tbm=pts&q=%clipboard% ; Google Patent
;Sleep 200
;Run https://www.google.com/search?tbm=bks&q=%clipboard% ; Google Book
;Sleep 200
clipboard = %Backup%
return

このスクリプトは、範囲指定した文字列をウェブ辞書で検索するだけのものです。例えば、調べたい英単語があったら、それを範囲指定して CTRL+ALT+D を押すと OneLookで検索がされます。スクリプトには Google, Google Patent, Google Book のリンクも入れてありますので、必要に応じて文先頭の「;」を削除して使って下さい。同時に複数のサイトを検索する事も可能です。その場合、「Sleep 200」を生かして下さい。多少の待ち時間を入れてやらないと、開かないサイトも出るようです。

これらのスクリプトを、Google Drive で一般公開しておきます。以下のリンクをクリックしてダウンロードしてお使い下さい。

TerryTemplateScript

今、翻訳クラスターの間では、AutoHotKeyの辞書検索への応用が非常に注目されていますが、一方では翻訳にまつわる面倒な周辺作業へ応用する事で、業務の簡素化/自動化を行う事もできます。事実、私の仕事では、このユーティリティソフトのお陰で、事務作業効率がかなり向上しました。そう言う視点での活用も、今後考えて行きたいですね。