翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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勉強会に参加するときの心得

翻訳の勉強をしよう、翻訳という仕事のノウハウを共有しようと、さまざまな目的を持った有志が集まり、あちこちで勉強会が開催されています。SNSの発展に伴って、同じ思いを持つ同志と知り合う機会も増え、勉強会へ参加する機会も増えてきました。

勉強会の規模は、数名から数十名とさまざまですが、大規模な勉強会でも、はじめは数名という小規模でスタートしている場合がほとんどです。会場の手配、題材の準備、資料の準備、会の進行、会計処理など、すべての勉強会の運営は、勉強会に参加するメンバー全員で分担し、ボランティアで行っています。また、参加者全員がお互いに学び合おうという意識で参加しており、会の運営に積極的に協力し、自らの知識と経験をみなにシェアしようという意欲を持っています。

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いまさらだけど、されどSNS

先日、セミナーでお目に掛かった翻訳者さん。前日夜に夜行バスで四国を発ち上京。セミナーを受講してその夜にまた夜行バスで四国にトンボ返り。このやる気とパワーに、こちらも力をいただきました。

セミナー後にその方と少しだけ立ち話をしたのですが、関西にもたくさん翻訳勉強会があって、セミナーをやってる云々とお話したらご存知ない様子。広島にも勉強会があって頻繁にセミナーをしてますよとお話しすると驚いていました。

そして話を聞けば、やはりSNSはやっていないらしい。

三年前に「情報格差」という記事を書きました。SNSを使っているのと使っていないのでは、いろいろな事で差が生まれてくる。まさしく、これだなと思ったわけです。その方には、まずはFacebookでも始めては?とお話ししておきました。

きっと、翻訳に関する情報を求めてインターネットを検索する筈なんです。そうするとSNSに存在する翻訳勉強会に必ず行き当たると思うのですよね。なのに入ってこないのは、きっとSNSにハードルの高さを感じたり、インターネット上のコミュニティに苦手意識みたいなもの持っているのでしょう。

とりあえず、SNSを情報収集ツールとして利用する。煩わしさを感じるコミュニケーションは避けて、まずは情報を読むだけに徹して利用することから始めるといいでしょう。私がTwitterを利用し始めた理由も「情報収集」でした。慣れてきたら、コミュニケーションをとって他の翻訳者さんと横の繋がりを作る。すると、さらに目にする情報の幅と深さが大きくなり、今までとは違った速度と濃さで自らの翻訳を支えてくれるようになるはずです。