翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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【予告】UST放送第二回:社内翻訳者対談

USTREAMセミナー第二回目を以下の日時に放送致します。

日時:11月6日(日) 20:00~21:30 (1時間半を予定)
テーマ:社内翻訳者対談

社内翻訳者でもあるポール牧野氏と私で対談形式にて、社内翻訳を皮切りに翻訳四方山話をしたいと思います。

まだ具体的に話す内容を決めていません。牧野氏と私は立場的に似たような位置にあります。翻訳者の立場でもあり、翻訳会社の立場でもあり、クライアントの立場でもあるという翻訳の上流から下流までを知っていますので、どんな話の展開になるのか今から想像もつきません。それぞれの立場の話がボロボロと出てくると思いますので、きっと、とても刺激的な話の展開になるだろうと予測しています。

当日は Twitter を使って色々な質問をして頂ければ、可能な限り私と牧野氏でお答えしたいと思います。

ハッシュタグ: #usterry

URL: http://j.mp/vEu3jh



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第一回放送録画:社内翻訳者「とは、なら、から」

先のブログ記事でご連絡した10月22日放送の「社内翻訳者「とは、なら、から」」は、当方のミスで録画がされておりませんでした。本日、録画目的で再放送を致しましたので、録画を公開いたします。

第一回放送録画:社内翻訳者「とは、なら、から」

ツイートログ

22日は、ユニーク視聴数101、平均で55前後の視聴があったようで、皆様に感謝しております。

第二回放送は未定ですが、機会とテーマがありましたら、実施したいと思います。
もし、こういうテーマで話はできないか?等の提案・要望がありましたら、こちらへのコメント、もしくはツイート下さい。

 

 

 

 

 


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社内翻訳者の磨きどころ

翻訳コーディネーション業務をしていて、外部へ委託せず、自分で翻訳する案件が時々発生する。

内容の機密性から外部委託を避ける目的の場合もあるが、それ以外に原稿内容の特異性により、翻訳品質を考えて自分で翻訳する場合がある。

企業内で取り扱われる文書分類は多岐に渡るが、一般的な内容と表現で書かれた文書から、その部門でしか理解出来ない専門用語(方言用語?)と字間、行間にその部門の知識を有しないと理解出来ない意味が含まれたものがある。

この後者が社内翻訳の対象となる。

私は社内翻訳者としての経験があり、依頼元の仕事の内容、文書と文章の癖、専門用語などを概ね把握している。従って、日本語として成立しない文章でも、かなり正確に内容を理解する事ができる。

この類の文書は、学問的知識や他社における経験的知識を有していても、本当に求められる翻訳の正解が導き出せない。

ここに、社内翻訳者であるが上での生きる道がある。

兎に角、翻訳依頼される文書(原稿)に書かれている情報を想像力逞しく読み漁り、疑問な事を調べて、徹底的にその文書の性格、目的、関連する業務、部門などを知識として吸収する。そしてその文章の癖を理解する。

要は、徹底的にその会社で取扱う文書のプロになる事、そして、それを的確な翻訳ターゲット言語に翻訳できるようになる事である。

かなりスポット的で狭い領域に特化した知識を取り入れる事になるものの、その依頼元の仕事は確実に自分への仕事となる。

以前、翻訳の質がどの程度ばらつくかを調べる為に、技術的専門知識を有する翻訳者、それに加え類似した職務経験を有する翻訳者でそれぞれ翻訳を依頼して比べた事がある。

前者は、英文が日本文に引っ張られて字面翻訳が多く、意味をなさない英文が多数混在。かなりの手直しをしないと納品出来ないレベル。後者は比較的、上手く理解されているものの大間違いな意訳が介在すると言う結果だった。

翻訳者の翻訳力の実力差もあると思うが、日本語原文を理解すると言う点で考えると、その差は明らかなようだ。経験に勝るものはないと言う事か?

社内翻訳者と言う環境は、現場とその実際を経験できる環境にあると言う事。

将来、その職場を離れフリーランス翻訳者になったり、別の会社へ移ってしまえば、二度と経験する事が出来ない。

今、置かれている環境を愛しみ、将来、より多くの翻訳案件をこなせる(仕事を取れる)翻訳者になれるよう日々、情報と知識吸収すると言う心掛けが大切だと思う。

・徹底的に特化せよ
・目の前は宝の山。今のうちに盗めるものは全て盗んで自分の知識と経験にするべし


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社内翻訳者こそ外を見よ

社内翻訳者には、正社員、契約社員、派遣社員、請負社員なと、色々な雇用形態で働き、また、担うファンクションも会社により様々だと思う。

しかし、社内文書の翻訳をすると言う職務は共通だと思う。

自分の社内翻訳者時代、また社内翻訳者を束ねて業務をしていた時期、加えて、クライアントの社内翻訳者から受ける依頼案件や指示内容を見ていると、大半の社内翻訳者に欠落しているものを感じる。

それは、業界一般はどうなのか?グローバルスタンダードはどうなのか?と言う意識と認識。皆無と言う事ではなく、希薄だと感じる。極端に言えば、社内で流通していれば良い、社内のルールに沿っていれば良いと考えてしまっているところがあるように思う。

フリーランス翻訳者から社内翻訳者になる人は、かなり少ないだろうと考えると、概ね社内翻訳者は、翻訳初心者か、そこからの叩き上げ、それも一社のみの経験か、あっても数社の経験と言う事になる。

かつて受け持った社内翻訳者さん達にインタビューをした事がある。

Q:過去に社内翻訳者とした勤務していた職場では貴方の翻訳物にチェックは入りましたか?
A:全員が、なしと回答。

Q:同じく、翻訳の教育や、研修出席などありましたか?
A:若干名は研修ありと回答。他多数は、なしと回答。

すなわち、社内翻訳者として勤務する場合、翻訳における一般知識を身に付けるのは、自分で努力するしかない事になります。

「何を言ってるの?そんなの当たり前じゃない?」

フリーランス翻訳者さん達が、そう仰ってるのが想像できます。社内と言う立ち位置に安住してしまうと、ローカルスタンダードに合致さえしていれば、仕事として成立するので、外に目を向ける意識が希薄になってしまう。勿論、能力向上、業界一般を学ぶ事を意識して、積極的に自己投資して自らを高めている社内翻訳者もいますが、一部の方だけのように私には感じられます。

なので、私は社内翻訳者さん達に言いたい。

井の中の蛙になるべからず。

もっと外の情報を取り入れて、自分の翻訳者としての立ち位置を認識し、足りない部分を認識して、そして危機感を持ちましょう。学校やセミナーにどんどん行こう。上司に行かせてくれと提案して見ましょう。

最後に社内翻訳者を抱える職場の上司の皆さんに言いたい。

ちゃんと教育の為の予算を持ち、積極的に外部の翻訳学校やセミナー、研修に社内翻訳者さん達を送り込んで欲しい。

会社の翻訳物を、世の中に出しても恥ずかしくない品格あるものにする為にも、必要な投資です。

iPhoneからの投稿。よって支離滅裂ご容赦。後日修正、加筆するかも。