Twitter/Facebook で呼び掛けた「フリーランス翻訳者インタビュー」ですが、ありがたい事に多くの方からの申し出を頂き、2週間にわたり総勢10名の翻訳者さん達とSkypeを使ったインタビューをさせていただきました。
夜の遅い時間帯にも関わらず、貴重なお時間を頂いた翻訳者の皆様に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。また、せっかく申し出を頂いたにも関わらず、当方の都合でインタビューを実現できなかった方々には、お詫び申し上げます。
さて、今回のインタビューでは多くの刺激と知識を頂きました。また、私のようなエージェントの立場の人間がどのような視点で何に気をつけ、翻訳者さん達と仕事をして行くべきかという知識を授かったと思います。
今後の予定としては、頂いた情報をベースに私が感じた事、考えた事をブログ記事としてシリーズ化して掲載して行くつもりです。勿論、Ustream 放送にも繋げて行くつもりです。第一回目として、今回はインタビューに参加いただいた翻訳者さん達のプロフィール情報をお知らせします。

今回、参加いただいた翻訳者さん達の性別と年齢層は左表のようになっています。
この内訳として、1名の方が中国語系、残りの方が英語系。また、1名はネイティヴの方です。翻訳者経験年数の平均は、男性が 12.5年(レンジ:6〜21年)、女性が 11年(レンジ:4〜20年)と、中堅〜ベテランまでの翻訳者さん達とのインタビューでした。
取扱分野は、特許翻訳(電子、通信、電気、機械、IT、コンピュータ)、技術翻訳(エネルギー、環境、原子力、IT、機械、製造業、交通)、医療翻訳、医薬翻訳、ビジネス翻訳(金融、投資、会計)、映像翻訳、法律翻訳、書籍翻訳等など、非常に幅広い分野で活躍されている翻訳者さん達でした。
概ね関東地区の翻訳者さん達ですが、何名かは地方翻訳者さん、もしくは地方での翻訳経験者もおられ、地方で仕事を獲得する上での苦労も感じ取る事ができました。
今回、私が意図してそうした訳ではありませんが、言語、地域、母国語、性別、年齢、取扱分野、翻訳経験年数が非常にバリエーションに富んだ組合せになり、それ故の貴重な情報をたくさんお聞きできたと思います。
今後のブログ記事の予定ですが、現段階で脳内にあるのは以下のような内容です。あくまで仮名称です。今後、増やして行く予定です。
- 翻訳業界では取り扱いの多い英語を離れた別言語での翻訳業務の難しさ
- 翻訳者のTwitter/SNS やネットコミュニティ使用における「意識すべき事」
- 翻訳会社・エージェントへの苦言と提言
- 翻訳者を対象とした「翻訳会社・エージェントの見極め方、選び方、交渉の仕方」
- 「レート交渉の考え方」
- 分野別に考える翻訳学校・通信教育の選び方
- これから翻訳の世界に入ってくる貴方へ 〜自信ある自律した翻訳者であって欲しい〜
どこまで深く掘り下げられるか…は不明ですが、インタビューを通じ、また終えて、頭に残った事項から考えている内容は、このようなものです。今後、記事をアップして行きますので、宜しくお願いします。