2月27日にサン・フレアアカデミーで開催されたオープンスクールで「WildLight初級セミナー」を行いました。昨年より参加者が減ることなく、21名もの方に出席いただきました。ありがとうございました。
今回は昨年の反省を踏まえ、WildLightの説明に集中する形を取りましたので、何に使えるか?をイメージし易かったのではないかと思います。
WildLightは、基本的に「検索」「置換」「コメント付け」「ワイルドカード」「特殊コマンド」の五つを上手く構成して、ワードに自動で仕事をさせるツールです。それらをどう組み合わせて「自分のしたい処理をさせるか」「どういう考えに基づいて、その処理結果のスタイルを決めるか?」は、中上級コースになります。(東京ほんま会が主に取り扱います。)
セミナーでは、WildLightの開発動機を「汎用性の高い翻訳チェックツールが欲しかった」からだとお話ししました。しかし、何故、検索・置換機能で実現しようと考えたかは説明していません。ツール開発の前に、翻訳者の能力伸長を殺さず「翻訳者がひとり完結で行える翻訳チェック」の「精度」と「質」を向上させるには、どのような方法が良いか?を検討し、その結果から「Easy to Notice」という方法に決定しました。WildLightは、その考えを具現化する方法として開発に着手し、その結果、検索・置換機能を選択したのです。
ツールにはそれぞれ、特性があります。得手不得手があります。また、そのツールがそういうスタイルになった理由が必ずあります。そういったものをちゃんと理解して、自分の目的に合ったツールを使いたいものです。