ワードマクロで有名な新田順也さんが、彼のブログに「【Windows】アプリケーションを素早く起動するショートカットキー」という記事を一昨日アップされました。Twitterでこの話題に関してやりとりした情報が、皆さんに役立ちそうなので記事にしておきたいと思います。
まず、新田さんの記事にあるWindowsキーとのキー組合せによるショートカットキーですが、これはマイクロソフトのホームページに、役立つ情報をいろいろ見る事ができます。
Windowsキーとの組合せショートカットキー
参考サイト;Windows 7 のショートカット キー (https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/keyboard/windows7.aspx)
Windows + L (コンピュータのロック)は、社内で仕事をしている方には便利なショートカットで、私は常用しています。Windows + 左右方向キーや Windows + Shift + 上方向キー は、画面上に原文と訳文を左右均等に並べる際に使用しています。というように、良く読んでみると作業効率改善に役立つショートカットキーが隠れています。
ちなみに、新田さんがブログで紹介されている Windows + 数字 は、”数字に対応する位置にある、通知領域に固定されたプログラムを起動する (プログラムが既に起動している場合は、そのプログラムに切り替わります)“(上記サイトより引用)とあるとおり、そのプログラムが起動状態にある場合は、そのプログラムを前面へ出してくれます。複数ファイルを開いている場合は、キーを押すたびにそれらを巡回してくれます。これをマスターすると ALT + TAB を使うよりも、かなりストレスなくプログラム画面を切り替えられて便利です。
使用頻度の低いキーを別のキーとして設定する
さて、ここからがTwitterで話題となった内容です。
キーボードの操作感やキータッチの良さから、例えばRealforce 106のようなWindowsキーを持たないキーボードを継続して使いたい方には、この Windowsキーとの組合せによるショートカットキーの恩恵を受ける事ができません。そこで、他のキーを Windowsキーにアサインできないのだろうか?と調べてみたところ、以下のサイトを見つけました。
キーボード配列をWindows上で変更する (http://sgry.jp/articles/scancodemap.html)
このサイトで紹介されている方法は、レジストリを操作して、キーの意味付けを変えてしまうというものです。例えば、あまり使用していないキーが Insert キーとしましょう。レジストリを修正して Insertキーを Windowsキーとして使用するのです。(これはレジストリを操作するので、くれぐれも自己責任でやりましょう(笑))
キーのアサインを変更する方法として、AutoHotKey を使う方法もあります(こちらの方が安全)。AutoHotKey を使って、 Insert キーが押された時に Windowsキーが押されたように解釈させれば、対応できます。AutoHotKeyについては、以前「AutoHotKey というツール」記事を書いていますので、参照してください。
Ins::RWin
この1文をAutoHotKeyのスクリプトに追加すれば、 InsertキーをWindowsキーにRemappingできます。
キーボードの全キーを見渡して、使ってないキーって結構ありそう
さて、この話題の中で、こんな話しが出されました。「Insertキー周りのキーって、余り使っていない。」
凄く新鮮な発言ですね。キーボードの全キーを見渡してみると、確かに使用頻度の低いキーが存在します。そういったキーに別の意味付けをしてやる事により、作業効率の改善に繋げられる可能性が生まれるわけです。例えば、マクロのショートカットキーとして使用するなどです。
私は AutoHotKey を使ってユーティリティソフトを開発しているので、この考え方に基づいたキーアサイメントをするように心掛ければいいのだなと思いました。(上記マイクロソフトのサイトは、拙作のユーティリティソフトのキーアサイメントにWindowsキーを積極的に使う方針に変更し、コンフリクトを回避するために調査していて見つけたサイトです。)
皆さんも、キーボードを眺めてみて、使っていないキーの再利用を検討してみては如何でしょうか?