翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.

機械翻訳の出力は、品質保証されていません

ブログに書いたと思っていたのですが、探しても見つからないので、改めて書きます。

機械翻訳の出力を盲目に信じる一般の方が多いようです。「機械」が出力しているという、ただそれだけで、正しいと単純に信じ込んでしまう傾向があるようです。

何事も言葉の使い方で印象が変わってしまうものですが、機械翻訳を販売する側の宣伝文句に「高精度」とか「XX%の正確さ」といった言葉が使われているので、一般の方が「機械翻訳は正しい」という印象を持ってしまうのは、無理もないところです。

注意深くそれらの言葉を考えて欲しいのですが、言葉の裏を考えれば「高精度、だけど完璧ではない」「XX%の正確さ、だけど100%ではない」ということです。つまり、機械翻訳の出力を、使い手が自ら良否判断する必要があるということですね。

機械翻訳は「訳抜け」しますし「誤訳」もします。利用者が原文言語、もしくは出力言語に精通していて初めて、機械翻訳のそれらの間違いを指摘できるわけです。それができない一般の方が利用したらどうなるかは、容易に想像できると思います。

機械翻訳の出力は、品質保証されていません。

こんな風に理解すると良いと思います。出力をそのまま利用することは、常にリスクが伴うということです。いや、そのまま使っては駄目なのだということです。

機械翻訳が正しく利用されるように、この理解が一般の方々へ広まってくれればと思います。

作成者: Terry Saito

二足の草鞋を履く実務翻訳者です。某社で翻訳コーディネーター、社内翻訳者をやっていました。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

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