翻訳横丁の裏路地

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翻訳の分かる顧客の比率

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以前から、翻訳の分かる顧客はどれくらいいるのだろうか?を知りたいと思っていて、何か知る手立てはないものかと考えています。

先日たまたま目にした某翻訳会社が行ったリサーチデータを「翻訳の分かる顧客」という視点で逆算してみると、翻訳の分かる(と推測される)顧客の比率は18%〜27%程度。もちろん、分野や文書カテゴリーに偏りのあるデータと思われることと、「分かっているつもり」のデータも含まれていると想像されることから、鵜呑みにするのは危険ではあるものの、ひとつの指標として私の頭にインプットしました。

私の体感的には、これよりもっと少ないと思いますね。この数字の半分、いや、10分の1くらいではないのかなぁ。

データソースを明かさないと信憑性がない。はい、その通りです。そこも汲み入れて読んでください。

この数字の意味するところは、いろいろあります。ひとつは、翻訳者さん達が目指している「良い翻訳」を必要とする顧客がこれだけいる可能性があるということです。質が良ければそれに見合った価格で購入してくれるかもしれない潜在顧客ですね。私もこういうお客様と仕事をしたいと願っています。

数字を反対側から見れば、翻訳を知らない顧客が大多数。翻訳業界の一部の構造が成り立っているベースは、そこにあるかもしれません。このことは、また別の記事にしたいと考えています。

作成者: Terry Saito

二足の草鞋を履く実務翻訳者です。某社で翻訳コーディネーター、社内翻訳者をやっていました。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

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