11月29日に開催される日本翻訳連盟主催「JTF翻訳祭」の申込締切(11/22)まで、あと一週間を切りました。
今年は企画実行委員として参画しておりますが、同時に、以下のセッションで登壇させていただきます。
毎度毎度、タイトルの付け方にセンスの無さを感じます(笑)。
今年は久し振りに単独での講演となります。内容はタイトルから想像いただけるように、翻訳チェックについてです。私が社内翻訳者として翻訳に携わるようになり、その後、翻訳会社の中で翻訳を扱うようになって、いつも持つ悩みは「翻訳チェックはどうあるべきか?」ということです(翻訳会社的視点でいえば、どう翻訳品質を保証するかということ)。周りを見渡しても、あれこれ調べてみても、何か共通したガイドラインのようなものがあるわけでもなく、各人各様の考えで翻訳チェックを行っているようす。
そうなると、自分で考えざるを得ない訳で、製造業で培った知識と経験をベースに、自分なりの翻訳チェックを考えて実践しています。
この我流の翻訳チェックの考え方は、拙作のワードマクロ「WildLight」のセミナーの中で何度か触れてきました(WildLightが誕生した背景であるから)。私の中では至極当たり前な考え方であるが故に、他の方の役に立つものではないと思っていたのですが、私の話を聞いて何かを掴み取っていただいた方からは「過去に聞いたことがない」「過去の疑問が解消された」「感銘を受けた」などのポジティブな反応をいただき、今年の翻訳祭では、この翻訳チェックだけを題材にセミナーをさせていただこうという決心に至りました。
今回のセッションは、私の我流の翻訳チェックをひとつの例として、チェックの考え方や考慮すべき点、フローを組む上で考えること、そう考えるに至った背景などをお話しする予定です。
ご興味をある方は聴講いただけますと有難く思います。
なお、私のセッション会場が、以下の通り変更になります。(このセッションのみの変更です。)
旧会場:5階 穂高の間
新会場:4階 鳳凰の間
JTFから公式に会場変更のアナウンスがされると思いますので(当日会場でもご案内します)、お間違えのないようにご注意ください。
(この変更に伴い「パネルディスカッション 使われないツールの使い方 ― 十人十色のツール論」の会場が「5階 穂高の間」へ変更となります。)
お蔭様で、参加者事前アンケートから、私のセッションの聴講希望者数が昨年の戸田奈津子さんの講演の希望者数を超える勢いらしく(笑)、かなりの数になると予想されるため、異例の会場変更となりました。参加いただく皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご了承のほどお願いいたします。