7月14日に大阪の「翻訳を勉強する会」番外編に参加してきました。講師は井口耕二さん。
詳細は、実況ツイートをまとめておいたので、こちらを見てください。
2019/07/14大阪 翻訳を勉強する会・番外編 実況ツイート #翻勉2019
話の内容は、今年の翻訳フォーラムシンポジウムでお話しされた内容がベースになっていたのだけど、ちょこちょこと新しいネタを差し込まれていて、とても面白かった。
もっとも価値があったのは、最後の一時間。勉強会のお三方の訳文をベースに井口さんがいろいろと質問を投げ掛け、そして議論し説明し、最後には井口さん御自身の訳を見せてくれた。
井口さんの訳を見たときの率直な感想は「ぃゃぁ、桁違いだ」ってこと。多忙な時間を縫って限られた時間で訳出されただろうことは容易に想像できるけども、最初の訳の質が相当高いことは間違いないと思う。御自身も、最初から高いところを狙うというようなことを言っておられたと思う。
実況ツイートに私のツイートも少しばかり入っているが「人がにじむ」の発言は、本当に衝撃を受けた。このひと言を聞くために大阪に行ったんだとさえ思った。この言葉を聞いた後、私は数分間凍り付いていたと思う。いろんな事を一気に考えていたから。私は原理原則的なものを感じ取れていない。考えていない。これに尽きると思う。なに考えて翻訳やってきてんだよ!とも思った。とにかく自分の青さと阿呆さに呆れた。ただ、これが一番の収穫だったと思う。大阪まで行って、本当に良かったと思う。
勉強会の後は懇親会。久し振りにお目に掛かる方ばかりで、楽しかった。じっくり話が出来た方も多かったし、その会話からいろんなヒントを貰った。「あぁ、この方、私のために今、インプットしてくれてる」と感じる場面が結構多かった。本当に感謝です。ありがとう!
最近、フットワークが悪くなってるなぁと思ってるので、初心に返って、今後はあちこち出向いていきたいと思う。