年の瀬も押し詰まり、一年を振り返る時期になりました。
今年はブログ記事をほぼ書くこともなく、SNSでもあまり積極的に発信することなく終わった1年でした。
ということで、今年最後の記事として、私自身の今年の3大トピックスをまとめてみます。
1. 二足のわらじスタート
いろいろと思いを巡らしてみれば、やはり、このことを最初に取りあげるべきかもしれませんね。
本業で翻訳に携わらなくなって以来、ずっと考えていたことですが、いろいろと条件が揃い、英日・日英翻訳者として翻訳を受託し始めました。
お蔭様で現在は、数社とお取引させていただいています。
ここに至るまで、多くの翻訳会社の情報を仕入れたり、直接コンタクトを取ったりした訳ですが、それらの情報を通じて市場の単価など、業界の現状を知ることが出来たのは、収穫だったと思います。
ざっくりとした感想を言えば、今の業界の単価レンジでは、新規参入者が翻訳で生計を立てるのは極めて難しい状況ということでしょうか。もちろん、仕事を選り好みせず、薄利多売の世界に脚を突っ込むことで多少は状況が改善するでしょうが、長期的視点に立ったとき、持続可能かどうかがキーになりそうです。(私は年齢的に不可能の判断しました。)
より高単価へシフトするために必要となる翻訳学習や、時間単価を上げるためのIT学習など、他へのリソース確保も必要になりますし、高度なリソースマネジメントのスキルも必要でしょう。
もうひとつ、感じたこと。それはCATツール使用やMTPEを要求する翻訳会社がかなり多いということ。これは、良い翻訳者が育たない土壌を業界こぞって作り上げようとしている風に私の目には映ります。(だからMTに依存しようとしてるのかな?)
翻訳を仕事にできる喜びと同時に、翻訳という仕事の将来を憂う、そんな複雑な想いを胸にしました。
2. 「翻訳者視点で機械翻訳を語る会」の開催
年初に「翻訳者視点で機械翻訳を語る会」を開催したのが、とても印象に残っていることのひとつです。
MTPEは、利益を追求する企業の思惑と翻訳に対する理解不足に乗っかり、どんどんと翻訳の現場に入り込んでいる印象です。業界のこの流れを止めることは出来ないでしょう。我々翻訳者の仕事にも大きく影響してきていますが、その利点と欠点を正しく認識して、自分はどう向き合うのかを真面目に考えていかなくてはなりませんね。
ただ、この業界の流れを見て、すべての翻訳会社がMTPEに手を染めていると勘違いしない方が良いです。私の取引先のひとつには、MTPEやCATをまったく使用していないところがあります。つまり、探せばあるということです。より高単価で、自分がやりたい仕事をするなら、継続的な新規取引先開拓は必須だといえるでしょう。
3. 体重減量14kg (BMI値22以下へ)
年初に立てた「今年やること10項目」のうち、唯一達成できた目標です。
思い立ったように6月から減量に取り組み(グラフはデータを採り始めた6月末から)、ひと月3kg減量のペースで、5カ月目に健康体重BMI値22(※)を達成。現在は、BMI 20〜22を保つように調整中。
※ BMI (Body Mass Index) = 体重(kg) ÷ (身長(m) × 身長(m))
ダイエット法は、とても単純なカロリー制限。一日の必要摂取カロリーをサイトなど利用して計算し、その計算値から200kcal程度下げたカロリーを上限とする食事量に制限しました。
私の年齢と身体活動レベルから計算すると、1日に必要なエネルギー量は約1,700kcalになるので、1,500kcal程度を目標にしました。
ただ単純に食べる量を減らすのでは長続きしないと思い、一日一食だけは普通に食事することを前提にして、組み立てました。例えば、夕食は家族と同じものを普通に食べるとすれば、1,000kcalを夕食に割り当て、残りの500kcalを夕食までに摂取する飲食に割り当てるわけです。
朝食と昼食は、プロテインなどを利用しながら、たんぱく質を増やし、同時に食物繊維を増やした食事にしました。現在は朝食が250〜350kcal、昼食が100kcal、おやつ(笑)が100kcal程度(調整白)だと思います。
あとは毎日の運動が必要なのですが、長距離通勤者にとって、これが一番の難関。そこで思い立ったのがベッドの上でできる簡単なストレッチ体操。就寝前と起床後にそれぞれ20分程度行いました。(現在は起床時だけ)
継続は力なり? 本人の期待以上の効果があり、ピーク時にはBMI値27.8もあったものが、現在は月平均21.0程度。いまは少し身体を落ち着かせてから、20代前半の頃の体重(BMI20.45)まで戻そうかと考えています。
あらあら、内容の薄い3大トピックスになってしまいましたね。
来年こそは、2年越しで持ち越しになっている「ある目標」を達成しようと思います。