先日行ったアンケートのデータをまとめてみました。
投票数は56。これは投票人数、もしくは投票に使用されたデバイス数です。
某かの通訳団体、翻訳団体に入っている人は 41.1%。想像通り、どこにも入っていない人が多く、約6割を占めています。
そして、入っている団体の内訳は以下の通り。複数回答可としているので、複数の団体に入っている方も存在しており、当然、合算しても上記総数とは合致しません。
トップはJAT(日本翻訳者協会)。全体の1/3以上、何かの団体に入っていると回答した人の8割以上が入っています。そして、次点のJTF(日本翻訳連盟)を大きく引き離しています。JTFへはJATの1/6程度の規模の人数しか入っていません。(他多数は少数)
アンケートは、TwitterとFacebookで告知して実施。ネットを使用していない人の情報は全く含まれていません。もし含まれていた場合は、違った比率を見せたかもしれません。
今回のアンケートで初めて聞く団体もあり、その数の多さにも驚きました。
どこにも入っていない方に、その理由を聞いてみたいところですが、実のところ、そういった団体を知らないか、知っていても会員になる事にメリットを感じないなどの理由があるようでしょう。知名度が低ければ、当然、会員になるかどうかの判断の対象にもなりませんが、そこそこ知られているのに会員数が少ないと言うのは、何が障壁なんでしょうか?
JATの33.9%という数字は意外と多いなぁという感じがします。でも、TwitterやFacebook等のSNSを使って、セミナー開催の情報発信を積極的にやっているようなので、それをきっかけとしてセミナーへ参加する人が増え(一般のセミナー参加費も安価)、セミナーに参加した人が会員になる…というスタイルを作り出しているように感じます。それに年会費の安さや、会員になるとセミナー参加費が無料になる点も、会員になるメリットを感じさせているのでしょう。
次点のJTFは 5.4%と意外に少ないという印象。私個人的な意見だけど、JTFは法人をメインにした団体という印象が強い事、入会費や年会費、セミナー会費などを考慮しても、ちょっと個人会員になるメリットを感じていません。ただ、法人会員が多いので、仕事を得るチャンスがあるのかもしれませんね。
以前、私は1年間だけJTAの会員になっていた事があるが、アクセスの面倒なオンラインマガジンが読めるくらいで、メリットを感じられなかったので更新しませんでした。現在は JATの会員だけです。
結局のところ、会員であるための費用とそれに対するメリットがどれほどあるのかがポイントなのでしょう。