翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


フリーランスになった元社内翻訳者の苦悩

これは、フリーランスの経験がなく、または、フリーランスになる事を真剣に考えていなかったのに、社内翻訳者からフリーランス翻訳者になった方のお話。

フィクションとしてお読み下さい。

・エージェントとその担当を、社内の人間と同じ感覚で取り扱う。
・機密保護を理解していない。
・契約書をよく読んでいない(のに契約してる)。
・あれくれこれくれと「度を過ぎたクレクレ星人」。
・「訳せません」と部分的に申し送りだけして翻訳せずに納品。(仕事しろよ)
・自分の要求する資料がないと訳せない。
・指摘箇所しか直さない。
・指摘に対して建設的な議論に発展しない。
・自分の考えが全て。
・赤入れに対して「xxx会社では、そうでした。」と言う回答。
・「もといた職場に電話して聞いた」とか契約違反な回答。
・翻訳力が伸びてこない。
・ググれば分かる訳を導き出せない。
・ググる事さえしない。
・辞書さえ読まない。
・辞書は提供してくれないか?との問い合わせ。(自分で買いなさい)
・訳文と用語の殆どが英辞郎
・自分で調べるべき内容を質問してくる。
・AとB、どちらの単語が良いですか?と聞いてくる。(自分で判断しなさい)
・問い合わせると「ちょっと、翻訳した人に聞いてみます」と回答。(再委託は契約違反)
・突然来社の問合せ。会ってみると見知らぬ某会社経営者が同席。一方的に「一緒にやります」宣言(個人と契約してるのです。即契約解除)
・おまけにそのパンフの取引先に勝手にうちの名前が…

何事も、社内翻訳者時代の意識を引きずったまま、仕事をしてしまう傾向が見られます。端的にはプロ意識や個人事業主としての意識が欠如した行動と発言が目立ちます。

知らない世界に飛び込んだのですから、多少は仕方がないと目を瞑りますが、自身で情報収集して学ぼうという姿勢は絶対必要ですね。

こんな話、何処かで聞いた事、ありませんか?(笑)