翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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[ワードマクロ] 戸籍翻訳支援マクロ

戸籍翻訳に絡む話題を、過去2回記事にしました。

これらをベースに、戸籍翻訳支援用ワードマクロ(アドイン)を作成しましたので、公開致します。

Koseki-support.dotm

右クリックにてダウンロードして下さい。

【登録されているマクロとその機能】

1) TRY_戸籍_下方置換

  • 置換したい語を範囲指定してから、このマクロを起動してください。
  • 置換後の語句を聞いてきますので、入力してください。
  • 範囲指定された語句を、入力された語句で置換します。
  • 置換はカーソル位置から文書の下方へのみ行われます。(カーソル位置より前には適用されません)
  • 使用例) 姓名など、複数回出現するものについて、一括で置換する。

2) TRY_戸籍_和暦西暦変換

  • 先に公開したワードマクロのバージョンアップ版です。
  • 操作方法は変わりません。
  • 但し、範囲指定されている語句があった場合は、その語句と変換された西暦が置換されます。
  • 置換は、カーソル位置から文書の下方へのみ行われます。(カーソル位置より前には適用されません)
  • 使用例) 婚姻日や誕生日など、複数回出現するものに対して、一括して入力(置換)が掛けられます。

3) TRY_郵次郎検索

  • 郵次郎検索を行います。
  • マクロを実行すると、検索する文字列を聞いてきますので、県名、市名、郡名、町名、郵便番号等を入力すれば、ブラウザが立ち上がり、検索結果が表示されます。
  • 先の記事にも書きましたが、町名で検索が手っ取り早いです。

このアドインのインストール方法については、GlossaryMatch の記載を参考にして下さい。


[戸籍翻訳] 住所の読みを検索する

戸籍翻訳をしていると、住所の読み方を調べる事が多くなります。

その際に利用しているのは、日本郵便等のサイトだと思いますが、私は以下のような方法を使っていますので、ご紹介いたします。

日本郵便のサイトに行くと、「郵便番号データダウンロード」というメニューがあります。

日本郵便

私はここにある「読み仮名データの促音・拗音を小書きで表記するもの」のCSV形式の「全国一括」データをダウンロードして利用しています。

このデータはCSV形式ですので、エクセルで開く事ができます。すなわち、エクセルを検索ツールとして検索をします。

私の検索の仕方は、「いきなり町名検索」です。読みが分からなくてもいいから、取りあえず漢字で入力します。
町名から検索する理由は、県名から順に入れるでは時間が掛かるからです。町名で大体複数の候補に絞られて特定できるので、検索効率を考えると「町名検索」が速いです。

【戸籍翻訳をする上での参考サイト】


JAT主催:自主出版講演会

12月10日にJAT主催で開催された「自主出版講演会」に参加しました。遅くなりましたが、シェアした方が良いと思われる情報のみを記事にします。

「翻訳と著作権」というタイトルで、虎ノ門南法律事務所 弁護士 上沼 紫野さんが講演されました。

内容は私の理解不足もあり、とても記事にできそうにないので、断念します。
JAT会員の方は、いずれJATのサイトに使用されたプレゼン資料が公開されると思いますので、そちらを読んで頂くのが良いと思います。

歯抜けがあるのですが、翻訳と出版に絡む部分の私のメモをそのまま載せます。(時間が経ち過ぎた為にキーワードから脳内再生できません。すいません)

  • 許諾を得る→ライセンス
  • 著作権を行使しないという約束
  • 細かい内容は当事者間で決める
  • 翻案の許諾と、(出版)複製の許諾は、違う
  • 翻訳の出版の場合、両方の許諾を得る必要がある
  • 電子出版→公衆送信の権利を得ておく必要がある
  • 1)翻訳の許諾
  • 2)上記に関連して同一性保持権不行使の許諾
  • これに関連して翻訳が気に入らない場合どうするかなどを記載
  • 3)翻訳の出版の許諾
  • 著作権者が不明な場合、裁定により著作物を利用する方法はあるが・・
  • 翻訳者の権利→二次的著作物として保護される
  • 出版社との契約
  • 1)出版権設定契約
  • 電子出版に及ばない
  • 2)著作物利用許諾契約
  • 日本書籍出版協会に雛形あり
  • 印税→販売価格の一割(著作者と翻訳者合わせて)が一般的

紹介された書籍
日本経済新聞社「社長になる人のための知的財産権」

紹介された著作権契約書のテンプレートのサイト
文化庁「誰でもできる著作権契約マニュアル」

日本書籍出版協会
ここに電子出版契約書の雛形や、著作権関連の情報が満載です。


[Ver.Up] GlossaryMatch ちょこっとね

GlossaryMatch を固定ページに移動しました。今後の細かな変更は、ブログ上で積極的にアナウンス致しませんので、今後はそちらのページを随時ご覧ください。

https://terrysaito.com/glossarymatch/

今回は、Excel版を 0.07 へ、Word版を0.02 へそれぞれバージョンアップしました。

【変更点】
Excel版:
テキスト形式の辞書ファイル(Word版で使用するテキスト形式辞書)を取り込める機能を追加しました。
これにより、Word版を主に使用される方は、Excel版GlossaryMatchを辞書編集のみの目的に使用する事ができます。具体的には、
1) 最初にExcel版で辞書を作成し、TAB付きテキストファイルに出力。
2) テキスト版辞書をWord版GlossaryMatchで運用。
3) 辞書編集時は、Excel版へ読み込み、編集後、再度テキストファイルへ出力。

カーソルのあるセルから取り込まれたデータを流し込みます。既にデータが入っているセルも上書きされますから注意してください。複数のテキスト版辞書ファイルを読み込む場合は、最初の辞書を読み込み後、データの入っていない行へカーソルを移動し、次の辞書を読み込んでください。(これにより、辞書がマージできる。但し、重複はチェックされません。重複データがあった場合は、セルの色が変わりますので分かります。手作業で重複部を編集してください。)

Word版:
「蛍光ペンなし」時の処理方法を変更。
置換後の文字も置換対象となっていたが、それを回避した。

以上です。


[ワードマクロ] GlossaryMatch

用語集を Excel で作成している人が多いという事から作成した用語集シートの「GlossaryMatch」でしたが、その置換機能をWord版のマクロとして作成しました。(処理速度が速いので)

自分の仕事用に作成したものですが、他の人にも役立つ可能性があると思われるので、恥ずかしながら公開いたします。今回はアドインの形で供給いたします。

専用の固定ページを作成しましたので、そちらを参照してください。

GlossaryMatch

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