翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


JAT主催:自主出版講演会

12月10日にJAT主催で開催された「自主出版講演会」に参加しました。遅くなりましたが、シェアした方が良いと思われる情報のみを記事にします。

「翻訳と著作権」というタイトルで、虎ノ門南法律事務所 弁護士 上沼 紫野さんが講演されました。

内容は私の理解不足もあり、とても記事にできそうにないので、断念します。
JAT会員の方は、いずれJATのサイトに使用されたプレゼン資料が公開されると思いますので、そちらを読んで頂くのが良いと思います。

歯抜けがあるのですが、翻訳と出版に絡む部分の私のメモをそのまま載せます。(時間が経ち過ぎた為にキーワードから脳内再生できません。すいません)

  • 許諾を得る→ライセンス
  • 著作権を行使しないという約束
  • 細かい内容は当事者間で決める
  • 翻案の許諾と、(出版)複製の許諾は、違う
  • 翻訳の出版の場合、両方の許諾を得る必要がある
  • 電子出版→公衆送信の権利を得ておく必要がある
  • 1)翻訳の許諾
  • 2)上記に関連して同一性保持権不行使の許諾
  • これに関連して翻訳が気に入らない場合どうするかなどを記載
  • 3)翻訳の出版の許諾
  • 著作権者が不明な場合、裁定により著作物を利用する方法はあるが・・
  • 翻訳者の権利→二次的著作物として保護される
  • 出版社との契約
  • 1)出版権設定契約
  • 電子出版に及ばない
  • 2)著作物利用許諾契約
  • 日本書籍出版協会に雛形あり
  • 印税→販売価格の一割(著作者と翻訳者合わせて)が一般的

紹介された書籍
日本経済新聞社「社長になる人のための知的財産権」

紹介された著作権契約書のテンプレートのサイト
文化庁「誰でもできる著作権契約マニュアル」

日本書籍出版協会
ここに電子出版契約書の雛形や、著作権関連の情報が満載です。


[Ver.Up] GlossaryMatch ちょこっとね

GlossaryMatch を固定ページに移動しました。今後の細かな変更は、ブログ上で積極的にアナウンス致しませんので、今後はそちらのページを随時ご覧ください。

https://terrysaito.com/glossarymatch/

今回は、Excel版を 0.07 へ、Word版を0.02 へそれぞれバージョンアップしました。

【変更点】
Excel版:
テキスト形式の辞書ファイル(Word版で使用するテキスト形式辞書)を取り込める機能を追加しました。
これにより、Word版を主に使用される方は、Excel版GlossaryMatchを辞書編集のみの目的に使用する事ができます。具体的には、
1) 最初にExcel版で辞書を作成し、TAB付きテキストファイルに出力。
2) テキスト版辞書をWord版GlossaryMatchで運用。
3) 辞書編集時は、Excel版へ読み込み、編集後、再度テキストファイルへ出力。

カーソルのあるセルから取り込まれたデータを流し込みます。既にデータが入っているセルも上書きされますから注意してください。複数のテキスト版辞書ファイルを読み込む場合は、最初の辞書を読み込み後、データの入っていない行へカーソルを移動し、次の辞書を読み込んでください。(これにより、辞書がマージできる。但し、重複はチェックされません。重複データがあった場合は、セルの色が変わりますので分かります。手作業で重複部を編集してください。)

Word版:
「蛍光ペンなし」時の処理方法を変更。
置換後の文字も置換対象となっていたが、それを回避した。

以上です。