1月27日に、アルクの「翻訳事典2018年度版」が発売されました。この2018年度版は、私には秘蔵版に匹敵するほど内容満載で、手にして驚いてしまいました。
ページを開いた途端に「特別企画 柴田先生、翻訳を語る」が目に飛び込んできます。なんと、柴田元幸さんの記事が巻頭から読めるという、このありがたさ。(会場の写真には、後ろ姿に知っている方が多数(笑))
そして、その次に「特別企画・セミナーレポート」で「訳例で読み解くノンフィクション翻訳」という村井章子さんのセミナー記事です。これは昨年8月に開催されたJTFセミナーの内容で、私も参加しましたが、この内容が活字で読めるというありがたさ。このふたつの記事でも充分に価値を感じる一冊なのに、その後に実川元子さんの特別インタビュー記事、そして「翻訳フォーラム・シンポジウムレポート」が続くのです。シンポジウムレポートを活字で読めることの幸せ(笑)。
これは、買って損のない一冊ですね。
「翻訳者になりたい人のための8つのドア」は、これから翻訳を目指す方には参考になる特集記事だと思います。ちなみに今回、Door4の「発注者(エージェント、出版社、制作会社)とどう付き合うか?」で記事を執筆させていただきました。もちろん記事は一般論であり、「何をどこまで言っていいのか」はそれぞれの関係性によるところが大きいですが、少なくとも互いがビジネスパートナーという意識の上で、個人事業者として考えるべきこととして書いてみました。
しかし、知っている方の名前が多いのも、特徴の一冊かも?(笑)
是非、お買い求めください。