翻訳横丁の裏路地

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返信が早過ぎるとどうなる?

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翻訳会社の中の人が「返信の早い翻訳者がいい」といっているのをよく聞きますね。短納期案件ほど内部段取り(工程設定)を早く完了したいでしょうから、当然のことだと思います。

ただ、その「早さ」とは、どの程度の早さを期待されているのかがハッキリしません。真面目な翻訳者さんはきっと「即」返事をするのでしょう。

ある翻訳者さんが「翻訳会社からの問合せに即返事をしていると、短納期で小ボリュームの案件ばかりが集まってくる」という話をSNSに書かれていました。

なるほど。そりゃそうですよね。「あの人なら即返事くれるし、請けてくれる」と思えば、同じような案件は打診してみようと思うのが自然の流れです。

翻訳案件にはいろいろなものがあり、納期もさまざまです。納期がそんなに厳しくない案件ならば、「即返信」でなくても影響はほとんど出ません。つまり「早い方がいい」のは、確かにそうなのだけど、「即」ってわけではないのです。

どのような案件を好むかは人それぞれですが、もし、短納期で小ボリューム案件は好まないのに、最近、そういう案件ばかり続くなぁと思ったら、翻訳会社への返信タイミングを、少し遅らせてみると良いかもしれませんね。

作成者: Terry Saito

二足の草鞋を履く実務翻訳者です。某社で翻訳コーディネーター、社内翻訳者をやっていました。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

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