Facebookへの書き込みがきっかけで、こんな会の開催が決定しました。
ビジネスとして利益を追求する人たちにとって、ニューラルMTの登場は、またとないビジネスチャンスですね。企業はMT導入を推進し、機械翻訳導入を促す宣伝や積極的な情報発信がされています。
業界に流れるのは導入を推進する人たちが発信する情報ばかり。そんな状況の中、翻訳者の反応も「ツールとして積極的に使う」「時代の流れだ。もはや使うしかない」「使わない」「使いたくない」「仕事がなくなるならPEをやるしかない」「PEなどやらない」など様々なようです。
はい、そうですね。でも、ちょっと、立ち止まりましょう。
いろいろなものの考え方や意見があって当然です。ただ、今一度、聞きかじりの情報や想像に頼らず、冷静に機械翻訳と翻訳の関係を考えてみませんか?
今回の会は、そんな思いを込めています。
機械翻訳を翻訳者の視点で考え、そして語り合いましょう。これは「翻訳」を、原点に立ち返って考える機会にもなると考えています。
詳細は、以下のリンクを参照してください。
翻訳者視点で機械翻訳を語る会
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01mr6qzyr60v.html
開催は、来年の1月14日(成人の日)です。
工数トーク
プログラムに、こんな聞き慣れない言葉が入っていますね。翻訳という仕事を「工数」という切り口で考えてみようという試みです。
機械翻訳とどんな関係が?と思われることでしょう。
例えば、こんなことを思い出してみてください。新規に自分で翻訳するのと、新人翻訳者が翻訳した訳文の手直し、どちらが大変ですか? 感覚で良いです。経験されている方なら実感としてわかると思います。そして、その感覚と得られる報酬は比例していますか?
この辺りのギャップを理解する上で、工数の考え方を使って理解するとわかりやすいのです。ちなみに、新人翻訳者が機械翻訳になれば、この作業はポストエディットですよね。
ちょっと他では聞けない話になると思いますよ。