翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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生成AIで「もうひとりの翻訳チェッカー」を育てる

個人翻訳者が自分の翻訳をチェックするとき、避けて通れない問題があります。
それは、チェックする目がひとりしかないということです。

翻訳を終えたあと、何度も読み直して誤りを探す。時間を置いてチェックしたり、チェックする場所を変えたり、いろいろ工夫している方も多いでしょう。しかし、自分が翻訳した文章には、どうしても思い込みが入り込みます。正しく翻訳したつもりになっているため、誤りがあっても気づかずに読み飛ばしてしまう。ケアレスミスの厄介なところです。品質保証の観点からいえば、こうしたミスの流出を防ぐ簡単で有効な対策のひとつがダブルチェックです。自分とは別の人間がチェックするダブルチェックのことで、本人が見落とした誤りを検出できる可能性が高くなります。

ところが、個人翻訳者の場合、別のチェック担当者は基本的にいません。外部委託するという方法もありますが、契約上の制限や、コスト的問題で必ずしも確保できるわけではありません。
そこで、生成AIをもうひとりのチェック担当者として使おうという発想です。

もちろん、生成AIは人間のチェッカーと同じではありません。間違った指摘をすることもあれば、誤りを見落とすこともあります。それでも、自分とは異なる方法で文章をチェックする目が加われば、ひとりでチェックする場合よりも、誤りを検出する機会を増やせるはずです。つまり、生成AIを使って疑似ダブルチェックを可能にするのです。

多くの方が誤解されていると思うのですが、生成AIに「この翻訳をチェックしてください」と指示するだけでは、期待するチェック結果は得られません。人間の翻訳者やチェッカーに指示を与えるときと同様に、自分の翻訳に対する考え方や判断基準を指示として与えることで、自分の翻訳を理解したチェック担当者に生成AIを育てていきます。
今回は、そのための方法をご紹介します。

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JTFセミナーに登壇します

まだ、四ヶ月も先の話ですが、既に日本翻訳連盟ホームページの翻訳セミナーのコーナーに掲載されましたので、取り敢えず、拙者のブログでも告知しておきます。

以下の日時で、JTF翻訳セミナーに登壇させて頂きます。

日時:12月18日(木) 14:00〜16:40
タイトル:あなたの翻訳は大丈夫? ~翻訳者による品質保証を考える~(仮称)

具体的なセミナー内容は、まだ検討中です。この夏期休暇を利用して、細かく検討して行こうと考えています。

ターゲットは翻訳者さんをメインに考えています。個人で翻訳をやっていると、自分が本来保証すべき翻訳の品質って具体的になんだろう?と系列立てて考える機会はなかなかないものだと思います。私のエージェントとしての視点も絡め、どのような品質保証を意識し、実践したらいいのか?…そんな話を軸に色々と具体的な話が出来たらいいかな?と考えているところです。その手段として、拙作のWildLightも少しだけ触れる事になると思います。

とにかく、参加頂く皆さんに少しでも持って帰って貰えるものを増やすべく、あれこれ検討しようと考えています。乞うご期待!

また、事前に翻訳者さんにアンケートを採り、その情報も活用してセミナーを組み立てようと考えています。このブログで募集する予定ですので、みなさん、ご協力を宜しくお願いします。

では、開催時期が近づきましたら、また告知します。