翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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翻訳の早割を知ってますか?

皆さんは、翻訳の「早割」ってご存知ですか?

最近、このようなサービスを謳い文句に売込みを掛けている翻訳会社を見聞きするようになりました。(Googleで「翻訳会社」「早割」で何社かヒットする)

サービスを提供する会社により、サービス内容に差はあるようですが、例えば、事前に翻訳案件の入校日、ボリューム、納期などを連絡して翻訳予約する事で数%のディスカウントを受けられると言うようなサービスです。但し、日程的な制約が(当然)多少あるようです。

エージェント側の思惑はどこにあるのか?を考えてみると、1) 翻訳者のスケジューリングに幅を持たせられ、稼働率を上げられる。 2) それに伴い、保有リソースに対する全体生産量アップ。 3) 価格的優位性による売上アップ。 などではないかと想像します。

この「早割」を耳にした時の私の最大の気掛かりは、このサービスにより、まさか、翻訳者の報酬が同率に割り引かれてはいないだろうな?と言う事。

稼働率の低い翻訳者にとっては、ありがたい話に違いないですが、仕事量を確約でもされない限り、早割単価割引は受け入れ難いと思うのです。

そんな交渉をしてくるエージェントが登場するのも時間の問題と思われますから、色々と調べて、自分なりのポリシーを早いうちに固めておくと良いですね。


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Word で他PCと文字カウントが合わない!

先日、Microsoft Word (2007) による文字カウントが、PC間で違うと言う奇妙な現象に遭遇しました。

具体的には、自分が提示した文字カウントと翻訳者さんの文字カウントに大きく差が出ているのです。

内部で調べれば、その担当のPCだけカウントが違っていて、他のPCと翻訳者さんのカウントが合っている。そこで、担当のPCのワードの設定をあれこれと調べた結果、以下のような原因が分かりました。

【現象】
文字カウントが他PCのワードカウントと違う。

【現象が発生する条件/原因】
1. ワード文書内に隠し文字が使われている。
2. ワードの「隠し文字を印刷する」の設定がPC間で違う。

つまり、カウントの差は、隠し文字をカウントするかしないかの差だったのです。

「隠し文字を印刷する」をONにすると文字カウントの対象となり、OFFにすると文字カウントから除外されます。

隠し文字を含む原稿ワードファイル自体、余りない事かもしれませんが、仮に今回のようなケースに遭遇した場合、その隠し文字が翻訳対象ならONでカウント、対象外ならOFFでカウントする事になります。

なお、「隠し文字を印刷する」機能の設定は、新田さんのブログ記事「隠し文字を印刷する方法」に記載されていますので参照して下さい。

以上、自分への備忘録として記事にしておきます。


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【8月24日】UST放送「知っとこ!こういう翻訳会社」

UST放送「知っとこ!こういう翻訳会社」

とても久し振りのUSTREAM放送を以下の日程で行います。

日時:8月24日(土) 午後10時〜(最長2時間)

USTREAMチャンネル:翻訳横丁の裏路地

今回の放送内容は、7月17日に掲載した「【アンケート】こんな翻訳会社がいた!?」へ、色々な翻訳者さんから回答をいただきました。回答総数は40。具体的な事例ばかりを紹介いただきましたので、これらを取り上げつつ、一体、フリーランス翻訳者はどのように対応したらいいのか?という事を考察していきたいと思います。

今回、USTREAMを使用する目的は、番組と視聴者の間で Twitter を介していろいろな意見交換を行うためです。是非、Twitter から番組へ参加ください。

Twitter ハッシュタグ #usterry です。ツイートにこのタグを付けて質問、コメントを発信して下さい。


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【過去ログ】日本語の出来ない日本人

私の過去のブログから:

2009/2/6

翻訳者の方々の日本語読解能力には頭の下がる思いです。

そもそもが原稿の日本語文章が、とても理解できる代物でない事が多いですね。

自己の責任回避を意識して、直接的表現は避け回りくどい言い方になっていたり、文字間や行間を想像力と知識を駆使しながら補完して理解を試みても、意図が明確にならないものだったり…。意味を理解したつもりで意訳すれば、間違ったときのブレが大きくなり痛手が大きい。そうすると直訳的な訳に終始する事になり、日本語と同じ分けのわからぬ訳文になってしまう。

最近、前任者から引き継ぎ、私が英訳を担当している案件の日本語には毎回悩まされる。海外企業とやりとりする電子メールの本文の英訳なのだが、本当にわけわかめ…なのだ。

「現在、弊社ではAAAという製品を製造しています。…かくかくしかじか…よって、現在、弊社ではAAAという製品を製造していません。」

Σ( ̄□ ̄;)えっ?

どっちなのよ?

「現在」は製造してんの?してないの?

ε=( ̄。 ̄ )

ヘ(´Д`)ヘ ヤレヤレ

きっと最初の「現在」が不要なんでしょうね。それに「製品を製造しています」は、「製品を持っています」の意味なのでしょう。真逆な情報を「現在」という同じ時間軸で言っている…書いた人は日本人?と疑いたくなります(笑)。経験的に、論理性の低い文章を書く人に営業畑の人が多いと思っていますが、この方も営業の方。ある意味、くち八丁で切り抜ける事を要求される仕事なのかもしれないので、前後関係の論理的繋がりよりも、空間を埋める為の言葉の羅列が大切で、その感覚から、意味不明な文章が多くなってしまうのかもしれませんね。

難解な日本語に対するアプローチも、翻訳者でまちまちです。文章の論理的間違いをズバリと指摘して下さる方や、コンテキストの理解の為に質問してくる方、はたまた、やっつけで直訳してくる方(笑)。納期までの時間的余裕度にもよりますが、当然、質としては前者の方がいいですし、訳者に対する信頼感が上がります。

原稿の日本語の質も永遠のテーマですねぇ


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【過去ログ】翻訳の単価&訳者の選考ポイント

私の昔のブログより:

2008/12/20

フリーランス翻訳者の翻訳単価ってどれくらいなのか?

その世間相場を知りたいと思っていた矢先に、通訳翻訳ジャーナルに記事として掲載されているのを本屋の店頭で見つけ、即購入。

かなり昔に、この通訳翻訳ジャーナルを1年間定期購読した事があるが、内容が余り使えるところが無かったので、それっきり購入をやめていた。凄く久しぶりに購入した訳だが、こういう記事は本当に大助かりである(笑)

ざっと読んだが、うちの翻訳者さん達は、一応世間相場なんだと分っただけでも収穫だった。

それにしても、うちの長老に言わせると、翻訳料って何年も変わっていないらしい。物価上昇率並みに上昇してもよさそうだが、実際はずっと据え置きだとか・・・。産業翻訳の分野での一般の認知度はまだまだ低いのもあり、なかなか単価を引き上げられないのもあるのでしょうかね?

●選考ポイント●

さてさて、そんな事よりも、「翻訳者の求職活動 基礎知識」なる記事の方を面白く拝読させてもらった。

記事の中で「トライアルは時間をかけて訳したものなので、あまりあてにならない。むしろ職務経歴や翻訳実績をみれば、だいたいどの程度できるかわかる…という採用担当者もいる」と書かれていたが、私は「そっかぁ?」という感じ。私はトライアルのデキを重視していますね。

訳文を見れば、どういう思考と判断を経てその訳文に帰結したのかが、何となく理解できるのです。経験があるなしで訳出される言葉も変わり、その辺が見るポイントにもなります。

当然、スペルミスや文法ミスなどあれば、即NGなのは当たり前。少し調べれば解が見つかるのに、間違っているのもNGですよね。あとは専門用語を正しく訳出されている事、表現の適切さが見るポイントでしょうか。

履歴書上にどれほどの英語資格や英語経験/翻訳経験、学歴/就学歴を書かれても、訳文に現れなければ意味をなさないので、話し6割程度で頭にいれるようにしています。

企業内でオン・サイトや派遣社員として翻訳経験を持っている方もいますが、この経験をどう判断するかが少々曲者で、私が過去に仕事をさせてもらった翻訳派遣社員の方に聞くと、異口同音に過去に勤めたどの企業でも、自分達が翻訳した成果物にチェックが掛かった事がないとおっしゃる。つまり、ノーチェック。自分で高い意識を持って継続的に勉強している人でない限り、訳しっ放しで仕事を完結するから、自分達の翻訳レベルは上がらない事になります。

経歴上、翻訳の経験は確かにあるが、その翻訳技術のレベルが如何程のものか・・・それを把握するにはトライアルがキーになると考えているのです。それに仕事に対する意識も把握できますからね。