翻訳横丁の裏路地

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【受講報告】校正・リライトのテクニック

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9月5日に開催されたサン・フレアアカデミーオープンスクールで、磯崎博史先生の「日本語お助け人が教える!校正・リライトのテクニック」を受講してきました。

今年の私の方針は、「日本語」に重点を置くこと。なので、日本語に絡むセミナーや講座を時間の許す範囲で受講するようにしています(場違いな場所にも顔を出していますが(笑))。以前、JTFで磯崎先生のセミナーがあり、受講したくて仕方がなかったものの本業が忙しくて参加できませんでした。今回、サン・フレアアカデミーのオープンスクールで、同内容のセミナーをされるということで、すぐさま申し込みました。本当にラッキーでした。

セミナーの中で、私の現状を踏まえ、自分にとって大切だと思った点だけ、自分メモとして以下に羅列しておきます。(皆さんに役立つわけではないので、ご了承ください)

  • 「ふさわしい語句の選択」と「正文に仕上げる」ことは、良い日本文への寄与度が高い。
  • 「小さな改善」こそ重要。確実に身につく。良い日本語への近道。(何度も読み返して改善する)
  • 語と語の親和度に気を付ける。
  • 表現の硬さ・柔らかさに注意する。漢語を和語にして表現を柔らかくするなど、考える。
    (和訳文には漢語が多い傾向がある。)
  • 「~に対する」は「~への」に置き換える表現を考えてみる。
  • 上位概念の言葉に置き換えて、重複を避けてみる。
  • 助詞「の」の乱用は日本語の表現力を失う。(翻訳者として致命的じゃないか?)
    したがって、具体的表現を使うように心がける。(同一助詞の連続は避ける)
  • 語順を入れ替えたら、何か手当てが必要。

もちろん、これ以外に多くのことを教えていただきましたし、自分の確認にも役立ちました。加えて、セミナーの進め方も勉強になりました。

こういう校正・リライトの完結シリーズってないのかな?と思い、講義後に磯崎先生に聞いてみましたら、「ある」とのことでした。多少高くても受けてみたいと思いましたね。また機会があれば、磯崎先生のセミナーを受けてみたいと思います。


磯崎博史さんのブログ

作成者: Terry Saito

二足の草鞋を履く実務翻訳者です。某社で翻訳コーディネーター、社内翻訳者をやっていました。 詳細は、以下のURLよりどうぞ。 https://terrysaito.com/about/

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