翻訳横丁の裏路地

We can do anything we want to do if we stick to it long enough.


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【再告知】博多で翻訳勉強会(2016.9.24)

以前お知らせしましたように、この度、福岡翻訳勉強会のお招きで、9月24日に福岡へ参ります。開催一ヶ月前になりましたので、再告知いたします。

関東地区から深井裕美子さんと私、関西地区から小林晋也さんがそれぞれ福岡入りして、セミナーセッションを行います。セッション内容は以下の通りです。

  • 深井裕美子さん「辞書とコーパス」
  • 小林晋也さん「翻訳支援ツール超入門 ~ その是非を考える」

そして私は「翻訳チェック、そしてWildLight」というテーマでお話をする予定です。内容は「翻訳チェック」が中心です。私が翻訳者として、自分の翻訳物をチェックする上で実施している翻訳品質保証フローと項目を考え方とともに説明する予定です。自分の翻訳物に対してどんな翻訳チェックをすればいいのか良く分からないとか、考え方が確立していないと感じている方に参考にしていただけると思います。また、既に自分なりの翻訳チェックを確立されている方にも参考になるでしょう。WildLightは、そのチェック手段のひとつとして私の使い方を紹介します。

九州地区でこういった翻訳関連の複合セミナーの開催は珍しいと思いますし、関東/関西地区にいても、なかなかありません。九州地区の翻訳関係者の皆様は、是非参加をご検討いただけると嬉しいです。また、他地区の方々も、秋の九州旅行を兼ねてのご参加を検討してみては如何でしょうか?
お席も順調に埋まってきたと連絡を受けていますので、参加を検討されている方は、お早めに。

詳細は以下のリンク先をご覧ください。

情報源: 博多で翻訳勉強会(2016.9.24)


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翻訳コーディネーター対談

7月某日、ある出版社の企画で翻訳コーディネーターの方々と仕事に関して情報交換する機会を得ました。翻訳会社の中にいると、なかなか他社の現場の方々とお話しする機会はありませんので、とても興味深いインタビューでした。

この中身については、その業界誌が発売されたら読んでいただくとして、私が興味深かったのは、会社は違えど同じ立場にある方達が同じような経験をして同じような考えを持っていることです。特に記憶に残ったのは以下の二点かもしれません。

  • 翻訳を依頼し続けたい翻訳者、依頼しなくなる翻訳者は、みんなほぼ同じ視点で判断していること
  • 「量」と「質」が天秤に掛けられていて「商用品質」がやはり存在すること

前者の詳細は誌面になると思うので、後者に関して簡単に書くと、顧客の翻訳に対する要求品質(または期待される品質)のレベルは様々で、案件によってはコストや納期が優先されるケースがやはりあるということです。

対談の趣旨が違うので、その部分を掘り下げることはできませんでしたが、個人的にはそこを詳しく聞いてみたいですね。そもそも基準を作ることが困難だと思うものの、最低保証ラインをどこに設定しているのか、発生するアンマッチにどう事前対処しているのか、また、事後対処しているのかなど、運用の仕方を聞いてみたいと思いました。

納期優先案件の場合、モグラたたき的な事後対処より、事前対処が絶対に大切です。限られた時間の中で事後処理に時間を割くくらいなら、事前処理に時間を割いて充分な準備をした方が最終的な翻訳品質は高いものになります。

そもそも、翻訳品質の根幹となる部分を翻訳者の翻訳品質に依存している以上、案件に関係なく事前準備は常に重要なのです。後処理で工数を要するリライトに時間が割けない案件は、質の良い一次翻訳を得ることが必要不可欠となるので、さらに踏み込んだ事前準備が大切となります。その辺り、どんな風に対処しているのか、いろんな翻訳会社の考え方を聞いてみたいですね。


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翻訳の分かる顧客の比率

以前から、翻訳の分かる顧客はどれくらいいるのだろうか?を知りたいと思っていて、何か知る手立てはないものかと考えています。

先日たまたま目にした某翻訳会社が行ったリサーチデータを「翻訳の分かる顧客」という視点で逆算してみると、翻訳の分かる(と推測される)顧客の比率は18%〜27%程度。もちろん、分野や文書カテゴリーに偏りのあるデータと思われることと、「分かっているつもり」のデータも含まれていると想像されることから、鵜呑みにするのは危険ではあるものの、ひとつの指標として私の頭にインプットしました。

私の体感的には、これよりもっと少ないと思いますね。この数字の半分、いや、10分の1くらいではないのかなぁ。

データソースを明かさないと信憑性がない。はい、その通りです。そこも汲み入れて読んでください。

この数字の意味するところは、いろいろあります。ひとつは、翻訳者さん達が目指している「良い翻訳」を必要とする顧客がこれだけいる可能性があるということです。質が良ければそれに見合った価格で購入してくれるかもしれない潜在顧客ですね。私もこういうお客様と仕事をしたいと願っています。

数字を反対側から見れば、翻訳を知らない顧客が大多数。翻訳業界の一部の構造が成り立っているベースは、そこにあるかもしれません。このことは、また別の記事にしたいと考えています。


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【報告】大阪ほんまかいセミナー終了


5月14日に神戸大学学友会大阪クラブで開催された大阪ほんまかいの特別勉強会で、「翻訳チェックとWildLight活用」というテーマでお話しさせていただきました。40名近い参加者に会場は熱気ムンムン。私の予想に反して(?)初めてお目に掛かる方が多い印象から、急遽、発表スライドに自己紹介を追加してお話ししました。(久しぶりの大阪だったこともあり、私が忘れているだけかもしれませんが(笑))

WildLightセミナーをするたびにその内容に悩んでしまうのですが、今回はプロの翻訳者ばかりという前提で、WildLightを使う上で私が伝えておきたいこととWildLightの使い方&デモという構成にしました。ざっくり言うと、いつものWildLight初級セミナーに、JTFセミナーの内容をより翻訳チェックに特化してシェイプアップし、バージョンアップしたような内容を追加しました。

懇親会やフェイスブック、それに参加いただいた方のブログ記事などの反応を見る限り、概ね良かったのかな?と感じています。

大阪の参加者は、とても多くの意見や質問、発言をしてくれるので、私自身にとってもとても勉強になる良いセミナーでした。

さて、今回のセミナーのエッセンスとなる冒頭の5つの質問をここに書いておきます。一行ずつゆっくりと読み、脳内で具体的に説明してみてください。

  1. 翻訳物の何をチェックしていますか?
  2. それをどのようにチェックしていますか?
  3. なぜ、その方法なんですか?
  4. 順番は決まっていますか?
  5. なぜ、その順番なんですか?

ちゃんと具体的に自分へ説明できましたか?

「WildLight中級セミナー」を大阪で!という要望もいただきました。日程を調整して、実現させたいと思います。


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大阪でもWildLightセミナー

二年振りに大阪へ行きます。ほんまかい(大阪)主催の勉強会でWildLightセミナーをさせていただきます。

日時:5月14日(土)13:00-17:00
場所:神戸大学学友会大阪クラブ@大阪梅田駅前第1ビル11階

タイトル:「翻訳チェックとWildLight活用」(仮称)

詳細と申し込みは、ほんまかいホームページへ。


 

【セミナー概要】
個人翻訳者が翻訳完成物を納品する前に実施すべき品質チェック項目とチェックフローを、翻訳コーディネータの立場から提案し、実際にテリーが実施している翻訳チェックフローを例として取り上げ、そのフローになった理由や皆さんがフロー構築する上で考慮すべきことを説明します。また、それらのチェックでどのようにWildLightを活用しているかをデモで紹介いたします。

関西地区で個人を対象としたWildLightセミナーは、多分、初めてだと思います。興味のある方は、是非、この機会に参加をご検討ください。