以前から知りたいと思っていた事は、翻訳料の支払いが何をベースにされているのかという事です。
その実際はどうなのかをとても知りたいと思っていました。
まだ、電子ファイルではなく、紙情報で翻訳を行っていた時代には、翻訳後の完成分量で費用支払いがされ、英訳ならば 200words を1枚、日本語ならば 400文字で1枚とカウントして費用支払いがされていたのだと聞いています。その後、IT関連の翻訳において電子ファイルによる翻訳が進み、原稿の文字数/ワード数をベースとして翻訳料が決定される方法が使われ始め、段々と主流になってきていると認識しています。
ただ、実際のところはどうなの?…というのが私の素朴な疑問なのです。
私個人的には原稿分量による翻訳料の決定の方が良いと考えています。
それは、翻訳完成分量での翻訳料の決定方法には以下のような問題があると考える為です。
- 無用に冗長な英文にしてワード数を稼ぐようなやり方をする翻訳者が見受けられる。←翻訳の質を無視している。
- 実力ある翻訳者は、簡潔明瞭な英文となり、仕上り分量が少なくなる傾向で割りを食う。←実力に反比例した報酬制度ではないのか?
また、原稿分量による翻訳料を決定する方法ですと以下のようなメリットがあります。
- 依頼する側/される側にとって明確で分かり易い料金体系になる。←出来てみるまで価格が分からないという事がなくなる。
- 見積=支払額となるため、作業開始前の見積もり作業と完成してからの計数作業を1度で終わらせられ、作業効率が上がる。
ここのブログではアンケートを取るシステムがあるのを知ったので、この機会にこの件に関してアンケートを取ってみようと思い立ちました。
翻訳者の皆さま、翻訳会社の関係者の皆さま、以下のリンクからアンケートにご協力ください。
貴方の翻訳料は何ベースで支払を受けてますか?
*翻訳会社の方は、翻訳者さんへの支払いをどちらのベースでやっているかと設問を置き換えてご回答下さい。
*既に回答を頂きました皆様、ご協力ありがとうございました。